喉声の原因である喉を閉める癖を治す方法
今回のテーマ:喉声の原因である喉を閉める癖を治す方法
喉声で悩んでいる方、多いのではないでしょうか。喉声だと、声が嗄れて長時間歌えない、高い音がでない、または出ても綺麗な音で歌えないなど、100害あって1利なしですよね。そんな状態から脱出するために、私が普段から気を付けていることを書いてみようと思います。あくまでも自己流なので効果の保証はありませんが、悩んでいる方の問題解決のためのヒントになれば嬉しいです。
まずは喉声かどうか鏡を見て確認
1.鏡の前に立つ。
2.無理のない音程で「Ah~」と発声する。
発声した時、喉周りの筋肉が閉まるような動きをした人は要注意。
これが嗄声の原因、高音発声の弊害になる。
そうなってしまう原因
身体をしっかり使って息を送り出せていないため、喉で代わりに支えている。
発声に使う喉周りの筋肉の場所を間違っている。
つまり、発声を意識する位置が高すぎる!
自己流 喉声解消テクニック
1.緩んだ普段の姿勢から歌の姿勢にする。
2.姿勢を保ったまま頭から足首まで背骨のラインを意識し身体の中心をとらえる。
3.その中心を軸に肋骨が前後左右に2倍以上大きく開くよう意識する。
4.その状態を続けながら鼻から息を吸う。
5.いつもの発声のイメージを思い出し、自分が意識している発声源の位置を把握する。
6.軽く発声してみて、その位置は高すぎるということを認識する。
7.背面の肋骨の一番下辺りからお尻の曲線上を通り前方に向かうベクトルを意識し、背筋を使って息を送る。
8.無理に音にするのではなく、自然と音になるまでひたすら我慢して待つ。
9.音になったら、その感覚を身体で覚える
3.の時、実際に肋骨に手を当てて行う。前方向に身体を開くとき、多くの人が胃の部分を膨らませているが、これは間違い。身体を固める原因になるので要注意。
4.の時、奥歯を軽く噛んだまま鼻から息を吸う。そうすると頭頂部の開きが意識しやすくなるばかりではなく、発声に必要な背面の筋肉も連動して動く。
8.の時、最初は音にならず、ただ息が流れるだけになっても大丈夫。むしろ理想的である。自分で音をならすということを止めることが最重要。そして、不必要な力を取り除くために、大きい音を発するのではなく、ピアニッシモで試みる。いつまで経っても息だけで、音にならない場合、声帯周りの筋肉がしっかり張りきれていないので、首の後ろ側の筋肉を後ろに引っ張る意識を加える。喉声の人は、声帯周りの筋肉を張る際、喉の前面の意識は十二分にあるので、後ろ側のみの意識で十分!
この方法は、声帯に必要以上にかかる負担をいかに取り除くかということがポイントです。無理のかからない声量から練習しましょう。どのピッチで練習するかによって、声帯の張りが変わってくると思います。その声帯の張りに対する摩擦の一番少ないであろう息の量、スピードをしっかりイメージして、身体を使って息を送りましょう!このバランスが崩れている時、喉で支えることしかできなくなるので、喉声になっているといっても良いと思います。
癖を治すのは、とても根気のいる孤独で辛い作業です。そう簡単には治りません。
でも、治すことは可能です!そして、克服できた先には次のステージへの扉が現れ、さらにもう一歩先へと進むことが出来るます!
努力は人を裏切らない!
毎日気付いた時に、確認し直してみてください♪